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理事長の「2016年 年頭所感」を掲載しました

2016.01.12

                       ***  2016年「年頭所感」***

 

    11角忠洋           

    島根県電機商業組合 
               理事長 角 忠洋

 あけましておめでとうございます。
 2015年は家電業界にとって試練の年であったように思います。韓国・中国 の家電メーカーの台頭は価格競争を一段と激化させ、国内メーカーの脅威となっています。影響が最も顕著に表れたのがテレビであり、価格の下落は国内メーカーに大きな打撃を与え、家電業界の低迷へと繋がっていきました。シャープは液晶事業の負債が経営を圧迫して事業の分社化を余儀なくされ、東芝も同様にテレビ事業の悪化による経営不振は不正会計問題にまで発展しました。
 アベノミクス効果により消費者の購買意欲は僅かながら回復の兆しを見せていますが、2017年4月の消費税再増税が水を差すのではとの懸念もあります。反面、駆け込み需要の再来が低迷期脱却への好材料となり、家電業界に活力が戻る呼び水となることを期待しています。

 一方、テレビ業界ではデジタル放送開始から2K、4Kそして8K放送へと進歩し、2018年から4K・8Kの実用放送が開始されます。2020年の東京オリンピック・パラリンピックが4K・8Kで放送されることを受け、4K対応テレビの世帯普及率が50%と試算されています。テレビをインターネットにつないで情報を得る等々、テレビの利用方法も様変わりしてきました。
 この4K・8K放送開始を商機と捉え、テレビの販促に繋げていくためにはお客様への提案力・技術力・知識力が必要になってきます。自信をもって新しい商品の提案ができるよう、技術・知識の向上を目的とした技術講習会を今後も継続して開催したいと考えています。

 昨年、フランスで開催された国連気候変動枠組み条約第21回締約国会議(COP21)において、温室効果ガス削減協定が結ばれました。地球温暖化が問題視されて久しくなりますが、温暖化は一層深刻になっています。
 全国電機商業組合連合会は地球温暖化防止活動の推進と新たなビジネス展開を目的として、「省エネ・創エネ・蓄エネ」に関する基本知識の修得を目指した「スマートライフコンシェルジュ」の講習を推進しています。
 今後、「省エネ」リフォームは地域電器店にとって重要なビジネス分野になると考えています。お客様の相談にいつでも適切なアドバイスができる「信頼される“でんき屋さん”」であるために、我々“でんき屋”も学んで知識を磨くことが必要です。組合では昨年5月に1回目の「ブロンズコース」講習会を開催し、本年5月には「シルバーコース」講習会を予定しています。講習会に参加して「省エネ・創エネ・蓄エネ」の知識を習得し、ビジネスに活かしていただきたいと思います。

 また、地域に根差した活動として毎年「高齢者宅無料点検訪問」を実施していますが、高齢化率の高い島根県においては重要な事業の一つと考えています。1年に1回家電の無料点検をし、安心してご使用いただく。毎年訪問することでお客様とのコミュニケーションも生まれ、信頼関係も深まります。“細やかな対応”は大型店にはない地域電器店ならではのサービスです。点検訪問は地道な活動ですが、お客様との信頼関係を確固たるものにし、顧客の固定化を図る有効な手立てではないでしょうか。

 組合員自身の高齢化・後継者不足も大きな課題の一つです。組合員の減少は、組合自体の存続にも係わってきます。組合員全員で知恵を出し合い、この難題に取り組んでいかなければなりません。皆様のご協力をいただきながら、今年1年活動して参りたいと存じます。
 本年もどうぞよろしくお願いいたします。